転載問題について

(保護者の方、大人向け)




お姉さん
−お姉さん−

ここから先は、大人の人向けの内容ないようになっているよ。

ぜひ、おうちの人に読んでもらって、いっしょに、著作権ちょさくけんについて考えてみよう。






保護者の方へ〜お子様が運営するブログサイトでの転載問題の現状〜

現在、ネット上で、著作権に関する問題が頻発しています。
例としては、一時期大変に騒がれたCCCD問題や、音楽データをネット上でやりとりした複数の人間が、告訴され有罪判決を受けた問題など、お聞き覚えかと思います。
ネット上での著作物の利用は著作権法上の「私的利用」とは認められることはありませんので、ネット上で他人の著作物を公開するためには、著作権法上の例外を除けば、著作権者の許諾が必要となります。
しかし、このことを理解していない子供たちがネット上には多数存在し、「いけないことだ」とも知らないままに、著作権法を犯し続けている現状があります。

著作物は前述した通り、私的利用においては、複製等が自由です。ご家庭で音楽CDをコピーして、例えばカーステレオと自宅のCDコンポで楽しむ、などは、それゆえ著作権法違反には当たりません。また、自分の部屋で音楽を流すことは、著作権法違反とはなりえません。
同じように、ネット上で公開されている画像やフラッシュを、自分のパソコンに保存して、好きなときに見て楽しむなども私的利用に相当し、著作権法上の違反にはあたりません。
しかし、それを「当たり前のこと」として受け取ってきたがゆえに子供たちは、著作権の何たるやを知ることなく、ネット上でも、著作物を公開してしまうのです。

見るに、子供たちは、ネット上での利用を、「私的利用」であるかのように取り扱っているように思われます。
自分の部屋で音楽を流す感覚で、自らのブログで音楽を流し、自分の部屋に飾る感覚で、芸能人の写真をブログに貼り付け、自分のパソコンに保存する代わりに、ネット上で発見した魅力的な画像やフラッシュを、ブログ上で公開しています。
これは著作権法違反として刑事罰の対象となるばかりか、他人の心を著しく踏みにじる行為です。

子供たちが見つけてくる画像などには、「公式」と呼ばれる、企業がWeb上その他で公開(出版・放送)しているものと、個人的に作成され、個人のサイトで公開されているものがあります。
個人サイトの管理人の多くが、自サイトで、自身の創作物を閲覧してもらうことを望んでいます。
閲覧者へのサービスとして転載許可をされる創作物も一部にはありますが、基本的に、個人サイトの管理人は、自サイト以外の場所で、自身の創作物が公開されることを望んでいません。
自身の創作物は、作者の子供と表現できます。
自らの大切な子供が、自分の目の届かないところで衆目を浴びせられ、他人のものとされることを望む人間は居ないでしょう。
しかし、個人サイトの管理人が、自らの創作物が、子供たちが運営しているブログサイトで公開されていることを知り、公開停止の措置と謝罪を求めても、殆どの子供たちがそれを理解することはありません。
自身の創作物が粗末に扱われ、他人のものとしてネット上で公開されていることは、作者にとっては非常につらいことです。
結果として、サイト運営、あるいは創作活動自体を断念してしまった作者は多数おり、中には心痛のあまり、自ら命を絶ってしまわれた方もいらっしゃいます。
そのような状態に作者を追いやったのは、罪の意識もない、大勢の子供たちなのです。

このような現状をご理解いただき、そしてどうか、ご自身のお子様が持つ、ブログサイトをご覧頂きたく思います。
著作権侵害・無断転載を行う子供たちは、少数一部ではありません。
特にCURURU(旧NAVERブログ)を利用するうち半数以上の子供たちはこのような侵害行為を行っており、そのさらに半数以上は、他者から警告及び注意を受けても、状況を改善しようとしません。
学校など、教育の現場においても、著作権やネット上のマナーに対する教育は著しく出遅れているというのが現状です。
このような状況において、ご自身のお子様が他人を傷つけないように、そして、その結果お子様自身も傷ついてしまうことのないように、ご家族で著作権に対する理解を深めていただき、お子様の健全なネット利用を促していただければ幸いです。


著作権と同人サイトの問題について

当サイトの内容にては分かり易さを優先し、触れなかった事項について取り扱いたいと思います。

現在、イラストの転載被害を受けている個人サイトの多くが、「同人サイト」と呼ばれる、二次創作パロディの分野にあるイラストサイトです。
同人とはこの場合、漫画やアニメ、小説等を愛する人間が、その漫画等の内容を独自に発展させ、自らの手でイラストや小説等を二次的に創作する活動を指します。
漫画やアニメの分野ではこの活動が特に盛んであるため、検索サイトなどで、漫画作品名などを検索すると、その漫画を扱う同人サイトが多数検索結果として表示されます。
結果、漫画やアニメが好きな子供たちが、これらのサイトを訪れる機会は多くあります。
そして、自分の好きな漫画・アニメの同人イラストを、魅力的なものとして、ブログに転載することが、頻繁に行われています。

同人活動は、著作権に違反する活動(他者の著作物を複製・改変して公開している)であり、これが存続している理由として、同人活動を行う人々が、その漫画あるいはアニメの主要なファン層であること等が考えられます。
同人活動を行う人間の中では、「同人活動は、著作権法上ではグレーラインにある」と認識されており、著作権という言葉についても、比較的理解があります。
そしてそれゆえに、「最低限、これだけは原作者様を尊重して」という考えのもと、同人活動を行うサイト内では、「公式のもの(二次創作元である漫画等のイラストや、小説本文、挿絵等)は扱わない」という決まりがあり、この決まりに反する行動をした人間は、同人活動を行う上で失格であるとみなされます。
また、同人活動に関わる人間は創作されたイラストや小説の価値、そしてそこに込められた作者の思いを理解しており、盗作・模作等は激しく非難されます。
この考えは、同人界に広く存在し、違法性を孕みながらも、最低限のルールを守り、同人活動は存続して来たのです。

しかし、同人イラスト転載を行う子供たちの多くが、このような同人界の決まりに触れたことがありません。
だからこそ、彼らは公式画像を多数掲載し、イラスト作者を粗末に扱い、もしくは、イラストが「努力して生み出されたもの」であることを理解していません。
多数の作者のある同人イラストを収集してブログで公開し、自作と偽っていた例も多数あります。

このような結果として、同人活動を行う人間(多くは高校生から社会人)に、転載を行う子供たちを、「彼らは漫画(アニメ・小説・他)のファンではない」と言わしめ、転載問題が知れ渡り、多くの子供たちが非難糾弾を浴びることとなりました。

このサイトは、同人イラストのイラストを、転載される画像等のうちでも特に視野に入れて製作されています。企業の作成した画像と違い、著作権法で保護されないこれらのイラストの作者は、ブログ制作者及び管理会社へ訴える以外に、自分の意志を通す方法がないことを鑑みてのことです。また、サイト作成者自身が同人分野の出身であることも理由です。

違法性がある以上、そこにはマナーがあります。
悪い例えですが、泥棒をする時には目立たないようにやるようなものです。
それさえ実行できない子供達を、我々は憂えています。


サイト内で使われている語句、および記述について

当サイト内では、分かり易さを優先して、一部の語句や記述にて、正式には正しくない表現をしている箇所があります。
うち、外部の方へはわかりにくいであろう語句についての解説をこちらにて行いたいと思います。

「ブログ」…所謂Weblog、Web上で簡易に更新が出来る日記サイトのようなものですが、ここでは特に「NAVERブログ」「クルホーム」の事を指しています。
「スクラップ」…「CURURU(旧NAVERブログ)」独自の、記事転載機能です。他ユーザーの記事を簡単に自分の記事として掲載することが出来ます。
「伝言板(旧・あいさつ掲示板)」…NAVERブログ及びクルホームに付属する電子掲示板(BBS)機能です。基本的に誰でも自由にメッセージを書き込むことが出来、そのメッセージは基本的に公開されます。
「ミニメール」…NHN社(CURURU(旧NAVERブログ)の管理会社)独自メール機能、及びクルホームに付属する独自メッセージ機能。IDを持たなければ利用は出来ません。
「プロフィール」…NAVERブログ及びクルホームに付属する、ブログ制作者紹介ページのことです。
「コピペ」…コピー&ペースト(「コピー、張り付け」)のこと。旧NAVERブログではこれによりHTMLソースまでも写し取ってWebページをそっくりそのまま自分の記事とすることが可能でした。
(CURURUではこの機能は改善され、テキストコピーのみが可能になりました)

なお、当サイトはNAVERブログ時代に製作されていたもののため、NAVERブログ時代に存在していたが現在(CURURU)では存在しない機能についても取り扱っています。
これは、NAVER時代の機能を利用した違反記事が現在も多く見受けられるという事情からも、現状のままとなっています。
一部記述について疑問を抱かれるかたもいらっしゃるでしょうが、その旨了解していただきたく思います。

当サイトでは、このページ(「転載問題について」)と、他一部を除き、小学三年生以上で学習する漢字へは振り仮名を振っております。振り仮名タグは現在IE以外での対応はされていませんので、作成者の意図に沿った表示を希望なさる方は、出来るだけIEでの閲覧を推奨します。
また、振り仮名によりお見苦しい点もあるかと思いますが御了承下さい。


当サイト公開に当たって・免責事項

当サイト内での法律解釈及びその他の記述は必ずしも正確なものではありません。
当サイトを利用された上でのトラブルなどありましても責任を負うことは出来ませんので御了承下さい。
また、誤記など在りましたら連絡して頂ければ大変に嬉しく思います。

当サイトはリンクフリーです。必要でしたらディープリンクしていただいても構いません。
(ただしキャラクターや画像等の転用はお止め下さい)

サイトURL:http://manner.dnaver.client.jp/
サイト名:「著作権について考えてみよう!」
(愛称:フキくんとお姉さんのページ)

リンクバナーは必要でしたら以下をお使い下さい。

(子供への当ページ紹介向け)
子供向け200×40   子供向け82×31

31×31バナー   31×31バナー2   90×31吹き出しバナー31×31バナー   200×40バナー2
(この五点は久下様から頂きました)

転載禁止警告文の要素を持つバナーは、当サイトの親サイトであるD-NAVERリンクページにて配布しております。

ご意見ご感想は、ウイルス感染防止のため、メールフォーム(送信後はブラウザバックしてください)及び、D-NAVER内に設置されているメールフォームよりお願いいたします。

同人サイトをお持ちの方、また、この問題についてより深く知りたい方は、以下のサイトをご覧下さい。
CURURU(旧NAVERブログ)による同人サイトイラスト無断転載に関する反対同盟  D-NAVER

当サイトの著作責任は、D-NAVER管理人(めろ、わいむ、山神)にあります。
また、多数の方の協力を得て、このサイトは完成しました。重ねて厚くお礼を申し上げます。